学園長メッセージ

みなさん、こんにちは。漫画カルチャー学園(MCG)学園長の野田陽子です。
2026年度のご挨拶として、今年は私たちがこれからも絶対に変わらずに守り続けていく「一つの確信」についてお話しさせてくださいね。
大人になってから特定の「沼」に落ちると、どうしても自分の手で形にしたくなる情景って ありますよね。
例えば、デッサンとしての正解よりも、「相手の袖を掴む、骨ばった手の筋と指先の力感」にどうしても納得がいかなくて、何度も描き直しているうちに休日の数時間が溶けている。あ、これって私やうちの講師陣だけでしょうか(笑)
毎日、会社や社会で立派に「大人の女性」としての役割をこなしている皆さまが、誰の目も気にせず、ご自身の内側にある「特大の感情」とだけ向き合える時間。それは決して恥ずかしいことでも無駄なことでもなく、日常を健やかに生き抜くための、とても大切で尊い「自給自足」の儀式だと私は思っています。
世の中には、効率よく基礎を学べる場所はたくさんあります。でも、大人の女性が貴重な休みの時間を使って本当に求めているのは、「円や直線を引く練習」ではないはずです。ご自身の脳内にあるその尊い世界を、誰にも否定されずに安心して具現化できる居場所こそが必要なんですよね。
だからこそMCGがこの先もずっとお約束するのは、競争を手放し、皆さまがご自身のペースで表現に没頭できる「心理的に安全なサードプレイス」であり続けることです。
BLや二次創作など、どんなにニッチで奥深い表現であっても、私たちはそれを崇高な自己表現として心から歓迎します。絵柄や好みを一般論で修正するのではなく、皆さまが表現したい「尊さのツボ」を最高に輝かせるために、プロの技術をピンポイントでお渡しする。
こうした伴走の形は、効率化されたマニュアル指導のお教室から見れば、少し非効率に映るかもしれません。でも、だからこそ他には真似ができない、私たちがこれからもずっと大切に守り続けていきたい「MCGならではのこだわり」だと思っています。
何かを表現したいという純粋な情熱に、年齢やブランクはまったく関係ありません。
もし今、ご自身の内なる愛を形にしてみたいと少しでも思っていらっしゃるなら。どうぞ、毎日のお仕事や「しっかり者の自分」は少しだけお休みして、好きなことだけに没頭できるこの場所 へ足を運んでみてください。
今日も、皆さまと同じように創作を愛するプロの同志たちが、その尊い世界を全力で肯定する準備をしてお待ちしております。
学園長 野田陽子
Layers
- 2026年度 あなたの「推しへの愛」を形にする、サードプレイスの未来
- 2025年度 オンラインでは得られない、リアルな空間だからこその没入感
- 2024年度 教える側も熱量をもらえる、双方向のインスピレーション
- 2023年度 地域の警察署連携による「心理的安全性」の担保
- 2022年度 講師陣を理不尽から守り抜く「カスタマーハラスメント方針」の明文化
- 2021年度 物理的距離を越えて繋がる「オンライン上のリビング」
- 2020年度 お互いの「尊い」世界観を全肯定するマナーの徹底
- 2019年度 権威を手放した「フラットな伴走者」としての在り方
- 2018年度 社会人の日常に調和する「月2回」の合理性
- 2017年度 「自給自足の業」へのプロフェッショナルな伴走
- 2016年度 現代に蘇る「伝説の漫研」の空気感
- 2015年度 画一的なカリキュラムからの解放
- 2014年度 同調圧力や無理な交流を遮断する「壁打ち」の権利
- 2013年度 知好楽の精神と同志としての講師陣