2019年度 学園長メッセージ

みなさん、こんにちは。漫画カルチャー学園(MCG)学園長の野田陽子です。
2019年度のご挨拶、今年は私たちが大切にしている「講師とのフラットな関係性」についてお話しいたします。
大人になってから新しくお教室の扉を叩くとき、「偉そうな先生に、上から目線でマウントを取られたらどうしよう」と不安になりませんか?
せっかく勇気を出して描いた尊い推しのイラストに、「ここの骨格、狂ってますね!」と容赦ない赤入れ(添削)やダメ出しをされたら、悲しくて心がポッキリ折れてしまいますよね(汗
美術的な正しさを基準にして「私が教えてあげる!」というスタイルで指導するほうが、実はお教室を運営する側としてはずっと楽なんです。カリキュラム通りに間違いを指摘すればいいだけですから。
けれど、デッサンを正確に直した結果、キャラクターのエモい表情や、どうしても譲れない「性癖」まで綺麗に消臭されてしまったら、一体何のために描いているのかわからなくなってしまいます。
だからこそ、MCGでは「私が先生である!」という権威的な指導者の方は、採用の段階からご遠慮頂いてるんです。
私たちの目指すスタイルは、教える側と教えられる側という上下関係ではなく、同じ創作を愛する大人同士の「フラットな伴走者」としての関係性。
講師陣には「美術的な正しさのために、個人の絵柄や性癖を犠牲にするような修正(加筆)を絶対にしないこと」を運営方針として明文化し、徹底しています。
MCGのプロ講師たちは オタク文化の文脈に精通 しているので、界隈外の先生には気まずくて説明しにくい「尊さのツボ」も深く理解できるのが強みです。骨格の狂いを指摘するよりも「この視線の絡み、最高ですね!」と独自の解釈を全肯定しながら、ご自身の絵柄の良さを最大限に残して画面をより魅力的に魅せるアドバイスだけをピンポイントでお渡しするんです。
独自の尊い世界観に優しく寄り添い、一番の理解者 になること。
これは、マニュアル化された効率重視のお教室にはコスト的&講師の特性的に真似できない、趣味嗜好で経営的には非効率なMCGの特徴です(笑
頭の中にある熱い妄想を形にしたいけれど、誰かに否定されるのが怖くて一歩を踏み出せないでいる皆さま。
どうか安心して、ありのままの自分でいられる「心理的に安全なサードプレイス」へ飛び込んできてくださいね。ご自身の描きたい世界を誰よりもリスペクトし、一緒に面白がりながら優しく伴走するプロの同志たちが、温かい空間でお待ちしております。
学園長 野田陽子